新製品「シートトレーサー拡張オプション 【ST Data Convertor】のご紹介
技術情報

「シートトレーサーの計測データをよりスマートに管理!」
今回のオプションでは、シートトレーサーのセッティングを容易にし、データ管理がより扱いやすくなりました。 マニュアル作業でいちいちデータ、同期について合わせこむ必要ないため、計測数を増やし、研究開発のスピード アップに貢献します。

「シートトレーサー計測座標をグローバル座標系管理」
これまでシートトレーサーでは1ライン目の0点目が計測座標の原点となっており、センサを配置を変更する度にシートに対する原点位置が変わってしまい、センサとシートを採寸してマニュアルでオフセットする必要がありました。また原点が計測中にズレないように固定する必要もありました。
今回のオプションでは、センサに反射マーカを配置し、モーションキャプチャシステムでセンサ自体の位置計測を行うことで、シートトレーサーの計測座標をモーションキャプチャ側のグローバル座標系に揃えることができます。
モーションキャプチャでシート自体の振動や、人の動きも同時計測していていれば、全ての3次元座標を同期して1つの座標系でまとめて管理することができます。
「SeatTracerセンサの自由設置対応」
シートトレーサーセンサの原点を常に捉えているため、センサを配置する際は何も気にすることなくただ置くだけでセッティングが完了し、原点を固定する必要もありません。どのような向きで配置しても構いません。
シートにも反射マーカを配置していれば、シートトレーサーセンサとシートの位置関係も把握でき、事前に採寸する必要はありません。
「原点座標を自由に再設定」
シートトレーサーの計測座標をグローバル座標系で管理することができるだけでなく、グローバル座標の原点を任意の位置に変更することも可能です。車体の基準となる点に原点を移動させれば、その基準点からのシート変位量として、3次元データを扱うことも可能です。

「ST Data Convertor」
シートトレーサーの座標をグローバル座標系で扱うために、専用ソフトST Data Convertorが用意されました。シートトレーサーで計測したデータとモーションキャプチャで計測したデータをそれぞれ選択するだけで、データが統合されます。

「こんな方におすすめ」
・シートトレーサーセットアップ時、設置、採寸の手間をかけたくない。
・シートに対するセンサ位置を正確に捉えたい。
・シートトレーサーセンサを自由に配置して使いたい。
・全ての3次元データを車体座標系に合わせたい。
・同時に人の動きや、シートの振動も計測している。
・同期したデータで一括管理したい。
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