人間工学/福祉工学

  • 人をよく知る

    人は様々なものを扱い生活しています。製品を開発する際、機能だけを追い求めて実装するだけでなく、実際に人が扱うことを想定して設計した人にやさしい製品、人が直感的に扱える製品が増えてきました。時代とともに新デバイスや新システムが登場するとともに、新しいインターフェースも生まれ、人間の体、認知を意識した人間工学は欠かすことが出来ません。

  • フォースセンサの活用

    人間工学は人の可動域を反映するだけではありません。ものの扱いやすさ、という点からみると、モノを持った時の力の入れやすさ、モノを押した時の押しやすさ、力を入れて作業する際の力の入れやすさ、などものの形状や重さ、引っ掛かり具合、など様々な要素が利いてきます。そこで実際にどのくらい力を掛けられているのか、どのくらい摩擦を稼げているのか、どのくらいエネルギーを伝えられているのか、をフォースセンサでセンシングすることは有用な情報の一つです。テック技販のフォースセンサは小型なものが多くモノに組み込みやすく、本来のモノの姿を損なわず計測することが可能です。

  • 歩行計測

    人間の基本動作の一つに歩行が挙げられます。人間にとって歩くことは、様々なメリットがあります。筋力の維持・向上、血流の促進、などの健康面だけでなく、様々な場所へ移動した際の刺激で脳の認知機能維持・向上にもつながることが報告されています。高齢になるにつれ、歩行動作も変わってきて、つまずき、転倒などの事故も増えますが、これらも計測→訓練することで回避することが期待できます。
    また、事故や病気で方向困難になった患者へのリハビリ、また義足を装着しての歩行を補助することはとても重要です。そんな中、しっかりと歩行が出来ているのかを計測することがあります。よくフォースプレートとモーションキャプチャを組み合わせて、どのような運動(歩行)の時に、どのように地面反力を得られているのか、みて、歩行サポートを変更したり、介入方法を検討することが行われています。

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