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【展示会】人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA に出展しました。

 

2024年5月22日から5月24日にパシフィコ横浜で開催された

「人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA」に出展しました。

多くのお客様に弊社ブースにお立ち寄りいただき、盛況のうちに終了することができました。

皆様のご来場、誠にありがとうございました。

今回の展示会全体では、3日間で約7万6000名を超える来場者がありました。

弊社のブースも開始から終了まで、たくさんのお客様で賑わっておりました。

 

ブースの詳細

今回のブースのデザインには、力のベクトルを表現した3色の矢印を取り入れました。

テック技販は力センサーの会社であり、この矢印の造形にも力を入れました。

大きく3つのコーナーに分けて展示をしました。

 

 

 

<力でみる運転動作>

昨年も好評をいただいた「力でみる運転動作」をテーマにカーシートの様々なところに力センサ、フォースプレートを組み込んだ実演展示を行い、

運転時の力のかけ具合、かかり具合をリアルタイムで可視化しました。

またシートだけではなく、シフトレバーや、アクセル、ブレーキペダルにもセンサを仕込み、操作力も計測しております。

乗り心地、快適性を評価する上で、スポーツのように大きな動きがない運転動作についてアプローチするためには、

人の内力の情報がないと精度の高い評価やシミュレーション(逆動力学など)が行いないところです。

弊社の強みは、国内メーカーならではの用途に応じたサイズや定格容量のカスタマイズが可能な特徴センサーを製作できる点です。

シートに組み込むために最適化が行えますので、センサを仕込む計測は非常に相性がよいです。

ポイントで「ここにセンサを仕込みたい」があれば、是非お問合せ下さい。

 

 

 

<力計測、触覚計測>

こちらでは力センサをメインとした実演展示を行いました。

力センサは単に荷重を計測するだけでなく、例えば超高感度のセンサを使って、触覚分野のハプティクスセンサとしても応用することができます。

弊社の中でも摩擦を測るもの、柔らかさや物性特性を定量化するものなどがあります。

感性の数値化として、これまで行われてきた官能評価だけでなく、定量的な数値を使っての評価もプラスしてみては如何でしょうか。

その他に、昨今日本の社会は技能伝承が大きな課題となっており、職人作業を力からみることもご提案しています。

これまでカンコツを頼りにレベルアップ、また新人教育が行われ来ましたが、力センサを使うことにより、どのタイミングで、どの方向に、どのくらい力を入れて作業しているのかを数値としてみることが出来ます。

振動センサでは作業工程の中で、作業者に伝わる振動から合否判断を行うことも多く、その感覚共有や定量化も行うことが出来ます。

こちらのコーナーも多くの方にご興味をいただきました。

 

 

 

 

<株式会社イトーキ様とのコラボ展示>

今回特別コーナーとして、株式会社イトーキ様のご協力を得て、弊社のシートトレーサーを活用して開発したワークチェア「vertebra03 WOOD」を展示しました。

プロトタイプと実際の商品を展示し、来場者の皆様には「木製なのに座り心地がいい!」とご好評をいただきました。

イトーキ様は人間工学に基づいたものづくりを掲げており、積極的に人間の計測行っております。チェア開発では弊社のシートトレーサーだけでなく、フォースプレートもご採用いただき、大変ご活用いただいております。

オフィスチェアもカーシートと同様、ダイナミックな激しい運動ではなく、静かな動きが多く、やはりこちらも人の内力をしっかりとみる必要があります。

展示したvertebra03 WOODは、もともと展開していたvertebra03(クッション材あり)を木で製作しよう、というコンセプトの元、無垢材を削り出して製作していますが、その形状をシートトレーサーを使って最適化しています。

性別、様々な体系の方を計測し、それらの大事なポイントを抽出して、どの方でも座りやすい形状を実現しています。

座面や背もたれが動くこともありますが、形状を突き詰めた結果、固い木なのに体に馴染む感じがあります。

これは、昨今のEV化にともなうシートの薄型化の中、座り心地を担保、さらには向上させる開発にも通ずるところがあり、改めて形状がもたらす効果は非常に重要なのではないかと思います。

 

次回展示会のお知らせ

弊社は、6月に開催される「ものづくりワールド」

7月に開催される「人とくるまのテクノロジー展2024NAGOYA」にも出展を予定しております。

多くの皆様にお会いできることを楽しみにしております。