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【シートトレーサー】3次元測定器

シートトレーサーは、テープ形状の3次元測定器です。カーシート、ベッドなど柔軟な物に挟まれた部分の変形を3次元座標で計測・解析する3次元測定器のシステムです。

一般的な3次元測定器やモーションキャプチャでは、柔軟な物に挟まれた部分は外部から見ることが出来ず、変形形状・3次元座標を計測することは不可能でした。

本システムでは、IMUを20mmピッチで配置したテープ形状のセンサを用い、IMUの姿勢角演算を応用することで、挟まれた部分の内部的な変形を計測することが出来ます。
たとえば、シートに座った時に生じるクッションの変形を経時的に計測・解析を行えます。
シートの座り心地や快適性、シートのへたり具合など今まで数値化できなかったデータを取得することが可能です。

ベットや家具などのクッション性や寝返りのしやすさなどにも応用されています。

ドライブシミュレーションにおける操作性(乗り心地)の評価やシート設計から、ベットや枕の形状計測にもご利用いただけます。

解析画面イメージ

座面3ラインの解析結果
座面3ラインの解析結果
座面3ライン+背面1ラインの解析結果
座面3ライン+背面1ラインの解析結果

特徴

フレキシブルプリント基板の特徴を生かした計測器

フレキシブルプリント基板上に慣性センサを20mm間隔で配置。
柔軟性を活かして滑らかな曲線を描く事も可能です。

耐荷重について

フレキシブル基板上の慣性センサチップ周辺を補強することで、柔軟性を残しつつも故障しにくい作りになっています。

耐荷重試験風景
耐荷重試験風景

約200N程度までの加圧に対して壊れないことを確認済み

計測について

最大8ラインの計測が可能です。
1ラインに40個の慣性センサが20mm間隔で並んでいます。
また、1ラインにつきUSB通信は2ポート必要なため、本システムではUSBハブを使用します。

シートトレーサーの取り回しをより簡単に!!

SEAT TRACER Package C をリリース

特徴

◇シートトレーサを進化させ、リニューアル

◇BOXを50mmピッチで配置し6ラインを一体化、より密度の高い計測を可能にしました。

◇オプションで8ラインまでの拡張ができ、背面用(片端BOX型)との組み合わせなども可能です。

◇形状がすだれ形状のマット型となり、取付設置の工数を大幅に削減。

ケースから取り出して、そのまま置くだけの簡単設置!

カタログダウンロードはこちら▶シートトレーサーパッケージC

カタログダウンロードはこちら▶シートトレーサーパッケージA,B

 

仕様表

製品名 Seat Tracer
サンプリング周波数 1kHz(推奨:100Hz)
計測方法 マニュアル(ソフトウェアスタート)、外部トリガ(接点 IN/OUT)
シートパッケージA

座面用(ST2040A-1)×3、背面用(ST2040B-1)×1

スライダー×8、スライダー固定台×2、背面取付用テーブル、USBケーブル×8、USBハブ、ソフトウェア(計測・解析用)、収納ケース

シートパッケージB

座面用(ST2040A-1)×4

スライダー×8、スライダー固定台×2、USBケーブル×8、USBハブ、ソフトウェア(計測・解析用)、収納ケース

シートパッケージC

type-C(ST2040C-1)×6 ※固定板取付済

USBケーブル×12、USBハブ、ソフトウェア(計測・解析用)、収納ケース

ソフトウェア推奨環境 OS:Windows7・10 64bit、CPU:Intel Core i5 2.4GHz以上、メモリ:4GB、画面解像度:1024×768
センサ部
  座面用 背面用 type-C 
型式 ST2040A-1 ST2040B-1 ST2040C-1
フレキシブル基板部 外観寸法 980×30mm 910×30mm 964×48mm
計測範囲 780mm
内蔵センサ 慣性センサ(3軸加速度、3軸角速度)
センサ数 40個
センサ間隔 20mm
制御部(制御ボックス)  外観寸法 94×66×23 mm(突起部含まず)
電源電圧 USB給電
消費電流 250mA以下
使用環境 0~50℃、85%RH以下(結露なきこと)
慣性センサ
  加速度センサ 角速度センサ
チャンネル数 3(X・Y・Z) 3(X・Y・Z)
測定レンジ ±2 4 8 16G ±2000 deg/s
分解能 16 bit 16bit