フォースプレート内蔵型トレッドミル HPT型
● 実路面をシミュレートする、負荷制御モード搭載<NEW>
目標負荷を設定し、フォースプレートのFy(推進力)に応じた
フォースフィードバック制御を行う負荷制御モードを搭載しています。
たとえば、
・トレッドミル上で平地歩行に近い快適歩行を模擬、免荷装置などと併用しリハビリに応用。
・高負荷を掛け、大きな推進力を発揮させるトレーニングに応用。
・氷上のような低ミュー路を模擬させる etc.
これまで実際の路面では不可能であった状況や、危険を伴う状況を模擬し、
トレッドミル上で実施することが可能です。
(安全を確保するために、必ず懸架装置など周辺の安全装置と併用してください)
● 左右のフォースプレート(床反力計)を独立させたデュアルベルトタイプ
ベルト直下にフォースプレートを内蔵し、デュアルベルトでは左右独立しています。
フォースプレートは単体で6分力校正され、このトレッドミルでは特殊な構造を取ることで 、
重要な推進方向成分Fyを含む6分力計測を可能にしています。
(※シングルベルトタイプもございます)
● 様々な動きを創り出せる、ベルト独立コントロール機能
様々な実験シチュエーションのために、左右のベルト速度は独立してコントロール可能です。
走行モードは、プログラムモードで動作させることも可能で、
予め設定された加速、一定速、減速などに従って自動運転することも可能です。
● フォースプレート合成6分力演算機能
トレッドミル用として新開発のフォースプレートを用いることで、センサ周囲領域での
精度向上を図り、左右フォースプレートの値を合算した場合の精度向上を図っています。
計測データは左右分離のデータと、合算データの両方をモニタ・RECすることが可能です。
● 傾斜機構ではなく
傾斜機構は装置の剛性を大幅に低下させるため、フォースプレートの計測能力に
著しく影響を及ぼしてしまいます。
新開発の負荷制御モード<NEW>により上り坂(高負荷)、下り坂(低負荷)など、
傾斜機構よりも実路面に近い状況を作り出すことが出来ます。
● 日本製・メンテナンスサポート契約
トレッドミルは動力機構を持つ計測システムでありメンテナンスサポートが重要です。
フォースプレートから、機構まで、すべて国内で設計・製作・校正されており、
トラブルへの迅速な対応、カスタム対応など、安心してご使用いただけます。
急なトラブルやアップデートに備える、メンテナンスサポート契約も用意しております。
国立研究開発法人産業技術総合研究所 保原浩明主任研究員 トレッドミル論文等の情報はこちらから
東京大学 野崎大地 教授との共同研究 負荷制御型トレッドミル情報はこちらから
【ベルト制御プログラム】
付属ソフトウェアよりベルトの速度制御を行います。
デュアルベルトタイプの場合、左右の速度を独立してコントロールすることが出来ます。
また、プログラム運転モードを備え、加速、減速、一定速など、予めプログラムされた動きで動作させることも可能です。
歩行(ウォーキング)
→ 両足が接地するタイミングが有る
→ フォースプレートは2枚(左右の足)必要
→ 左右別々のフォースプレートデータ(6分力)
走行(ランニング)
→ 両足が接地するタイミングは無い(片方のみ接地するか両足が遊脚)
→ フォースプレートは1枚で充分。
→ 計算で2枚のフォースプレートを合成します。
合成することで、出力はフォースプレート1枚のデータとなり、
また走行面積が広くなりますのでベルト幅を気にせずに走行(ランニング)が行えます。
参考仕様 (デュアルベルト)
品 名 | フォースプレート内蔵型トレッドミル |
---|---|
型 式 | HPT-2200D |
最大速度 | 30km/h(最小分解能0.1km/h) |
ベルト | デュアルベルト(走行面 1870mm×400mm×2枚) |
外観寸法 | 1000mm(W)×2200mm(L)×352.5mm(H) ※H:走行面までの高さ。突起部含まず。 |
電 源 | 3相AC200V、モーター5kW(2セット) |
重 量 | 約650kg |
フォースプレート部( 1枚あたり) | |
外観寸法 | 400mm×1200mm |
枚数 | 2 |
非直線性 | ±1.0%RO |
ヒステリシス | ±1.0%RO |
干渉度 | ±2.0%RO |
許容過負荷 | 150% |
電 源 | AC100V 50/60Hz |
その他機能 | |
ベルト制御 | 付属専用ソフトウェアによるベルト制御(速度変更、同期/非同期、回転(正転/逆転))が可能 |
計測方法 | アナログ(±10V/フルスケール固定)及びデジタル(付属の専用ソフトウェア使用。マニュアル及び外部トリガIN(接点)) |
データ保存フォーマット | CSV時系列 |
構成品 | トレッドミル本体、コントロールパソコン、制御BOX、手すり停止スイッチ、非常停止スイッチ、手すり 懸架装置(別売) ※設置ピットやトレッドミル周辺床貼り等の建築工事、電源等の電気工事は、ご用意ください |
定格容量
Fx (N) |
Fy (N) |
Fz (N) |
Mx (N・m) |
My (N・m) |
Mz (N・m) |
|
±2000 | ±2000 | ±6000 | ±3000 | ±900 | ±900 |
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トレッドミル 国内メーカー 自走式 床反力 フォース
【大学研究所関連ページ】
■東京大学(東京都):野崎大地教授(野崎研究室)との共同研究のご紹介 vol1 フォースプレート 発揮力・踏む力測定装置 動作解析
■東京大学(東京都):野崎大地教授(野崎研究室)との共同研究のご紹介 vol2 新型トレッドミル 歩行センサ・走行センサ 動作解析
■東京大学(東京都):野崎大地教授(野崎研究室)との共同研究のご紹介 vol3 9軸モーションセンサー競技用ボート アスリート スポーツ
■東京大学(東京都):医用精密工学研究室 佐久間先生・小林先生カーボン素材の微小荷重検出フォースプレート 摩擦計測 触覚計測
■東京医科歯科大学:大きなステップ動作の計測(スポーツ等)に適した大型のフォースプレート TF-6090
■鹿屋体育大学(鹿児島県):フォースプレート50m走行路システムと野球フォースプレート計測システム
■鹿屋体育大学(鹿児島県):スポーツパフォーマンス研究センター論文情報 競技用ボートアスリート
■藤田医科大学(愛知県):藤田医科大学との共同開発により誕生した「リハビリテーション」に特化した製品も開発を行いました。
■大阪大学(大阪府):健康スポーツ科学講座木下先生。世界最小クラスの小型3軸力覚センサ。スポーツ用具、福祉機器、ロボット開発などに!
■大阪体育大学(大阪府):石川研究室負荷制御型トレッドミルの動画を追加。フォースプレート内蔵型トレッドミルHPT型
■立命館大学(京都府):フォースプレート内蔵型トレッドミルHPT型
■同志社大学(京都府):フォースプレート内蔵型トレッドミルHPT型
■近畿大学(大阪府):機械工学科五百井先生。世界最小クラスの小型3軸力覚センサ。スポーツ用具、福祉機器、ロボット開発などに!
■国立研究開発法人産業技術総合研究所(茨城県):フォースプレート内蔵型トレッドミルHPT型
■国立研究開発法人産業技術総合研究所(茨城県):保原浩明主任研究員 トレッドミル論文等情報
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