小型2軸モーメントセンサ【USL06-H5-0.2NM・0.9NM】
USL06-H5シリーズの2軸モーメントセンサです。
世界最小クラスのサイズをキープしたまま、0.2N・m、0.9N・mの2ラインナップを用意しました。
低容量の2ラインナップ
ユーザー様からお困りの声もあった、低容量のモーメントセンサをラインナップに加えました。
0.2N・m、0.9N・mの2ラインナップで、計測にあった定格容量を選択することができます。
小型軽量
一般的に多軸ロードセルはこれまで大きなものが多かったのですが、USL06-H5はコンパクトかつ
軽量なセンサで、用具やロボットなどの実験装置側に最小限の影響でセンサを配置することができます。
高精度
多軸ロードセルは多軸干渉を起こすため、それを補正する干渉補正式が必要になります。
センサは1点1点工場で校正を取っており、センサ毎に干渉補正係数を用意して高精度計測を実現しております。
非直線性、ヒステリシス、干渉度、それぞれ±1%以内の確認を取ってから出荷しております。
義足等のアライメント調整
義足を構成する部品が装着動作時にMx,Myモーメントが掛からない中立状態にするために、
フォースデータを確認しながらアライメントの調整を行うためも使用されております。
流体の抵抗力計測
空中や水の流れ場に実験サンプルを配置し、それを支えている根本でモーメントを計測します。
サンプルの形状の違いで抵抗力の差がどのように表れるかをおっていきます。
作用点が遠隔に働く計測
センサから離れた場所に荷重が加わった場合、その距離が長ければ長いほどモーメントが強く働きます。
シャフトなど細長いものの間や根元にセンサを配置させての計測で応用できます。
仕様
品名 |
小型2軸モーメントセンサ |
許容過負荷 |
150% |
非直線性 |
±1%RO以内 (干渉補正後) |
ヒステリシス |
±1%RO以内 (干渉補正後) |
干渉度 |
±1%RO以内 (干渉補正後) |
温度補償範囲 |
10~60℃ (ただし、結露なきこと) |
許容温度範囲 |
-10~70℃ (ただし、結露なきこと) |
零点の温度影響 |
±0.05%RO/℃以内 |
推奨印加電圧 |
1~3V DC |
許容印加電圧 |
5V DC |
入力抵抗 |
61~63Ω以内 |
出力抵抗 |
122~126Ω以内 |
初期不平衡 |
±1mV/V以内 (±2000με以内) |
絶縁抵抗 |
1000MΩ/DC50V 以上 |
外径寸法・質量 |
USL06-H5-0.2NM:□20×H5mm・3g(ケーブル含まず) USL06-H5-0.9NM:□20×H5mm・9g(ケーブル含まず) |
ケーブル |
外径1.8mm、4芯シールドビニルケーブル |
※その他、注意事項
受圧面(φ6)より深サ4mm以下のネジを使用して下さい。
4.5mm以上で破損しますので十分に注意してください。
また、ネジで締め付けることは回転モーメントを与えることであり、締め付け過ぎると破損します。
M3ネジを締付ける際には、緩まない程度の強さで慎重に締め付けてください。
推奨締め付けトルクは下記の通りです。
USL06-H5-0.2NM・・・40N・cm以下
USL06-H5-0.9NM・・・70N・cm以下
Fz,Mzの許容過負荷
USL06-H5-0.2NM
Fz:100N以下
Mz:0.3Nm以下
USL06-H5-0.9NM
Fz:500N以下
Mz:0.7Nm以下
株式会社テック技販は、力覚センサー(ロードセル)の国内メーカーです。力覚センサは世界最小クラスの製品で、スポーツ用具、福祉機器、ロボット開発などに応用。特注品をはじめ多くの種類がございますので、お気軽にご相談ください。
【大学研究所関連ページ】
■東京大学(東京都):野崎大地教授(野崎研究室)との共同研究のご紹介 vol1 フォースプレート 発揮力・踏む力測定装置 動作解析
■東京大学(東京都):野崎大地教授(野崎研究室)との共同研究のご紹介 vol2 新型トレッドミル 歩行センサ・走行センサ 動作解析
■東京大学(東京都):野崎大地教授(野崎研究室)との共同研究のご紹介 vol3 9軸モーションセンサー競技用ボート アスリート スポーツ
■東京大学(東京都):医用精密工学研究室 佐久間先生・小林先生カーボン素材の微小荷重検出フォースプレート 摩擦計測 触覚計測
■東京医科歯科大学:大きなステップ動作の計測(スポーツ等)に適した大型のフォースプレート TF-6090
■鹿屋体育大学(鹿児島県):フォースプレート50m走行路システムと野球フォースプレート計測システム
■鹿屋体育大学(鹿児島県):スポーツパフォーマンス研究センター論文情報 競技用ボートアスリート
■藤田医科大学(愛知県):藤田医科大学との共同開発により誕生した「リハビリテーション」に特化した製品も開発を行いました。
■大阪大学(大阪府):健康スポーツ科学講座木下先生。世界最小クラスの小型3軸力覚センサ。スポーツ用具、福祉機器、ロボット開発などに!
■大阪体育大学(大阪府):石川研究室負荷制御型トレッドミルの動画を追加。フォースプレート内蔵型トレッドミルHPT型
■立命館大学(京都府):フォースプレート内蔵型トレッドミルHPT型
■同志社大学(京都府):フォースプレート内蔵型トレッドミルHPT型
■名古屋工業大学(愛知県):田中先生のご紹介でFabCafe 渋谷さまに「ゆびレコーダー」を展示いただくことになりました。
■近畿大学(大阪府):機械工学科五百井先生。世界最小クラスの小型3軸力覚センサ。スポーツ用具、福祉機器、ロボット開発などに!
■国立研究開発法人産業技術総合研究所(茨城県):フォースプレート内蔵型トレッドミルHPT型
■国立研究開発法人産業技術総合研究所(茨城県):保原浩明主任研究員 トレッドミル論文等情報
※株式会社テック技販は、京都府に本社がある日本国内計測器メーカーで、一般企業をはじめ、大学や研究所でも弊社製品をご使用いただいております。また、大学との共同開発も行っております。
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